2003/1総集編?

[2003年1月総集編]

1/2
新春初乗会と新年パーティ。昨夜の雨空とうって変わって良い天気。
着いたら9:30、既に馬場には10騎ほど出てる。
本年初のお相手はお馴染みポポロンじっちゃま。
特設部班レッスンもどきへ。Hさんの号令で四騎の先頭。
いつもの様に速歩と駈歩でくるくると。動くのは動くんだけど
ポポロンじっちゃま、元々がトロいから、後ろ詰まらん様に扶
助し続けてて、ふぅ、息が上がっちまった。身体なまっとるねぇ。
ま、今日はこれ位にしといたろか、で次の方と乗り代わり。
続いて連れがロッシーに。元気一杯。あらら、落ちてるよ。
平成15年初落馬の栄誉。

続いて新年会へと。なかなか豪勢な料理が並んでるよ。
こっちの腹具合が落ち着いた所で厩舎に向かい、馬たちにお年賀(人参)
を配りつつ、親交を深める事とする。はぐっと馬に抱きつき、くんくん
匂い嗅ぐ。馬の匂い大好き。先様は相当迷惑そうな顔してたけど。
今年も宜しく、とか今年こそ乗ってやるぞ、とか馬房を一巡りしてたら、
あらま、同じ様な人が居ましたよ。みんな馬好きなんだねぇ。

1/5
今日は久しぶりのロシナンテ。連れは風邪でリタイヤ。
げげ、馬場は田圃状態。水溜まり避けようとしても避ける場所が無い。
聞くと午前中は凍結していたそうな。
今日はNさんと二騎、ぶっち嬢の号令でいつもの様に三歩様でくるくる。
ロッシーちゃん、手入れに手を焼かすが仕事はきっちりやってくれる。
ちょいと推進気勢が足りないと、馬なりで伸びた走り方「ゴキブリ走り」
になると揶揄される。
今日はカリカリされるとやばいので、ちとハミ当たりに気を遣う。
一鞍何事も無く、蹄洗場に引き揚げるが、まぁドロまみれな事。
そうで無くても「やだっ」と後ろに下がって手入れしにくいロッシー、
思いやられるぜい。
そうこうしている内に四時のレッスンの方々が馬場に出て来た。
を、本日三鞍目のロッシーちゃん再登場、今度は上手な会員さんのフリー
騎乗だから大丈夫…!、落ちたよ。おまけにロッシー、空車でフル
スロットル、埒添いをたったかたっと走りまくる跳ねまくる。
何が気に入らなかったのか、今日は五分くらいずっと走ってた。
暫く走って気が済んだか、再騎乗して何事も無かった様にパカパカ走って
られたが、しかしあれワシがやられたら、えらい事になっとったかも。

1/11
風邪ひいた。今日は久しぶりのプラネットお嬢ちゃま。
確か軽い扶助ですっと走って反動も小さい子だった記憶があるので、
身体がしんどい今日は特にありがたい。
いつもの馬場へ…と思いきや今日はずっと上手な方々との部班。
しかも一番騎、緊張&ご迷惑お掛けします確定。
蹄跡をくるくる三歩様で回る。
馬なりにならない様に手綱を「握る、握る、譲る」とやって
速度調整やる。でも速い、ワシの腕前では抑え切れん。
ハミ当たり注意してたつもりだが、ぐいんぐいん頸振って嫌がる。
一番ギャラリーが寄りつき易い馬場なので、そっちも気になる。
ひょいと内に入ったり、ぴょんと小さく跳ねたり、忙しいよう。
隣の馬とすれ違うとぴょこ、何も無いのに決まってある隅角でぴょん。
うむ~、馬に信頼されていない証拠か。

1/12
今日は初めてのお馬、スパイシー嬢。トロッターである。障碍飛越
の定番馬だそうだが、それ以外は余りやる気がない。
昨日のプラネット嬢と同種同性だが馬体はかなり小さい。
馬房に行くと扉にお尻をくっつけて、あっち向いてる。名前を呼ぼう
が一瞥すらせず、全くもっての知らん顔。お尻をつついても叩いても、
何しても微動だにせず。おーい。やる気無しモードか。
今日は連れとNさんとの三騎。
天気晴朗、風も無く暖かくて良いが、その分ギャラリーも多い。
喧嘩っ早い馬で、他の二騎が視界に入る度にキュッと耳を絞る。
「姫は後ろに付かれると蹴る」とはうっちー嬢(指導員)
の話しで、当然の如く最後尾で蹄跡行進。
速歩はピッチ走法、凄くちょこまか走る。
軽速歩のタイミング取るのが忙しい。雰囲気では、前の二騎の騎手の
「立つ・座る」の二倍位の速度だ。
こいつぁ軽速歩の動きを小さく柔らかくする練習には良いかな。
駈歩出す…出ねぇ。内方脚をこんっと蹴ってやっと出たが、早い速歩
と遅い駈歩の間。圧迫を続けてやっと三節の駈歩になった。が気を
抜くと半周位で速歩に落ちる。余り鞭を気にしない子なので、結構
続けてぺちぺち入れる。
三騎とも暴れる事無く一通り終わり、沈静化。
さて明日も天気はまずまずの予報、連休の最終日も楽しんで乗ろうっと。

1/13
配馬は、成人式はとっくに過ぎたアレックス爺さま。
今日も元気、咬みに来る来る。
ぶっち嬢(指導員)さん、風邪ひいたとかで変な声で号令掛けてる。
しかし今日もギャラリー多い。
Tさん、連れ、ワシの順に部班開始。耳をぴっとこっちに向け
泡吹きながらたったか走ってくれるけれど伸びない。たかたか行く
先頭騎@ベイジルのストライドについて行けない。
三騎同時駈歩でも、隅角で速歩に落ちて長蹄跡で駈歩に戻す、
となってしまう。脚でグリグリやってるつもりだが駄目。
手綱の位置も脚の位置も、鞍付きもボロボロで全く納得でき
ない一鞍であった。


1/19
今日は馬術大会開催の為、一般騎乗なし。しょうが無いので淀へ。
京都競馬場の曳き馬乗ったり、ふらふらして半日遊ぶ。

1/20
確信犯的にサボりで乗る。今日は毎度のベイジル。
この時間帯、他には熟年の女性と妙齢の女性、計三騎だが、
レベルが違うので一騎ずつ指導員が付く。
K藤さんで右手前の馬場。広い馬場で一騎は嬉しいぞ。
常歩左手前で蹄跡に出る。取り敢えずは脚に反応しとる様だ。
手前替え。左に曲がるのを嫌がるベイジル、今日はどうかな。
最初はちゃんと行く。「最初は良くても、後から反抗する事
もありますよ」 うんうん、そうですねこいつは。
速歩する。すっと出るが軽速歩の手前を注意されてしもた。
いつも注意してたつもりが、ワシ今日は何か抜けとるわ。
延々輪乗りを行い、手綱の捌き方のレッスンを受ける。
…今まで解ってたつもりだが、改めてやると全然出来て無い。
輪乗りを詰める・開くをやり、更に逆手前でも。
続いて駈歩。数周蹄跡回った後、速歩同様に輪乗り。
馬が更に苦しいので手綱と脚の加減が難しい。
気を抜くと速歩に落ちる。強く当たると反抗しそうになる。
一度は鞭が強すぎたか、ぴこんと跳ねて逃げた。
おっとっと、落ちそうになるが何とか耐える。
「普段はちゃんと乗ってるのに、ちょっと跳ねると別人の様に
バランス崩しますね。」はい、仰せの通りです。
いつもは「あらよっ」と言う感じでいなせてたのに、今日は何か
モロに反動くらってます。鐙も脱げちゃったし。
「はい、姿勢直して、どんどん行きましょ。」
K藤さんの嬉しい所は、とにかくどんどん行かせてくれるとこ
ですな。しんどいけれど乗った気になれる。
時間ギリギリまで駈歩で輪乗り蹄跡手前替えの練習。
いつもの土日の部班の二倍は疲れたが、充実しましたよ。
ベイジル君お疲れさん、と白菜喰わすが「要らん!」と鼻で
押す。贅沢な奴め。えーよ、となりのアレックスじっちゃまに
喰わすからさ。

1/25
今日はポポロンじっちゃま。「べ~」とする奴である。
蹄の裏には一杯おが屑、今日一鞍目だな。動くかな。
いつもの手前側の馬場は水が多いので、ちょっと奥の狭め
の馬場へ。連れのクロちびと二騎部班。
ももさん(指導員)の号令で蹄跡を進む。常歩はヨタヨタ
といつも通り行く。脚で絞めるとちょっと歩度が伸びる。
よしよし。
続いて速歩へ…。あれ? 速歩っぽい運歩になってる?
「軽速歩取ってくださ~い」と言われる。
よよよ、全然タイミング取れないよ。
元々反動が小さくてタイミング取りにくいのは確かだが、
既に十数鞍お相手願って居るのでそれは承知の上。
だが全然取れない。軽速歩取らなくても正反撞でも座れる、
と言うか座っている方が楽。
「座っていると馬がしんどくなって、余計に止まりますよ。
隅角は良いので長蹄跡で歩度伸ばして軽速歩取って下さい」
…踵グリグリ攻撃、仕舞いには蹴っ飛ばすまでしたが伸びん。
鞭入れてくださいと言うが、このじっちゃま、めちゃ鞭嫌い
で前にも立たれてるので躊躇してしまう。
取り敢えず見せ鞭から。…「いやん」。やっぱり。
もう今日はいいや。じっちゃんのペースに合わそうっと。
一応駈歩もする。がやっぱりヨタヨタ、四節の駈歩もどき
になっとる。さらにグリグリ攻撃するが「もう出来へん」
とばかり怒るよ。後ろの連れに後から聞くと、ぺこんと跳ね
て怒ってたらしい。
この子の今日はこれが精々なのかな。今一スッキリしない一鞍。

1/26
本日はキャップ君。今日で三回目のお相手である。
「私の先生」と言う会員のN井嬢や「代わって欲しい」と言うM嬢
とか、結構人気者。
元競走馬で、結構乗り手の体重移動にうるさいらしく、
N井嬢も以前に隅角で跳ねられた、とか言ってた気がする。
馬房へと迎えに行く。サクヘキがあるらしく扉はコテコテ
になっとる。名前を呼ぶと扉越しに顔をぬっと突き出してくる。
馬の鼻面に自分の顔をくっ付けてくんくん匂いを嗅ぐ。
たてがみを手櫛掛ける様にしてガシッと掴む。馬同士の挨拶のマネ
するのだ。しかし相手が甘えたキャップ君だから出来るのであって、
アレックスじっちゃまであると「決して甘くは無い」咬み咬み
される事は請け合いであるな。
馬場に出るまで馬とスキンシップを図る。何とこいつの急所?は
下唇の直ぐ上のふにゃふにゃした所。ここを手で撫でてやるとうっとり
して動きが止まる。ふにふにしていると小さく「ひ~~ん、ひ~~ん」
といななきらしきものが聞こえて来た。
隣でコメットの馬装をしていたN井嬢と顔を見合わせ、
「今のキャップが啼いてましたよねぇ」「そうみたい」
気持ちが良いのか甘えた声を出してた様な。
さて馬場へ。今日はK藤さん(指導員)の号令で連れのベイジルと
二騎部班。連れがベイジル乗るのは二回目だと。動く時とお休み
モードの時があるよ、その子。
蹄跡で数歩常歩、直ぐ停止、直ぐ常歩…の繰り返しで、
脚、手綱と姿勢のチェック、馬の反応を感じるレッスン。
続いて速歩→停止→速歩…もする。
よしよし、ちゃんと出来ているぞ(のつもり)。
続いて駈歩。しっかりエンジン掛かってて馬との約束も確認済み
なので、ちょこっと指示出したらすっと出たつもりが逆手前。
ちゃんと顔を内方に向けてやらないとダメですね。
ベイジル君は歩度伸びてないので、余り引き離さない様に「抑える、
抑える、行かす」と手綱と脚で調節する。手前を換えて同様に。
手綱の張りでと荷重を自分なりに重点課題として乗っていたので、
それの効果があったのか、始業前のフニフニが効いたのか、全く
跳ねる気配も無く安心して乗っていられた。
蹄洗場で手入れしている時も、馬房に帰した時にもあむあむ
甘えて来る。かわいい奴。



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